石くびり:花笠美女の甘酸っぱい恋のものがたりとアンマーの味の沖縄そば

石くびり:花笠美女の甘酸っぱい恋のものがたりとアンマーの味の沖縄そば

概要:
沖縄の文化を大切にするもとぶ町ならではの店名「石くびり」琉球舞踊「伊野波節」を思い出しながらいただく沖縄そば

 「伊野波の石こびれ無蔵つれて登る、にやへも石こびれ遠さはあらな」琉球舞踊の古典女七踊り「伊野波節」の一節。花笠を手に持ち踊る姿が印象的で、琉球王朝時代には「女笠をどり」と呼ばれていました。
 伊野波とはもとぶ町伊野波のこと。地理を考えると、北山王時代からの舞かもしれません。その歴史は数百年。もしかすると大好きな沖縄そばより長い歴史のある歌かと思うとより一層親近感が湧いてきます。
 三線で独奏をする民謡になると、「ぬふぁぬいしくびり んぞちりてぃぬぶる にゃふぃん いしくびり とぅさあらな」とうちなーぐち(琉球語)の歌詞となり、この短い詩を7分かけて歌う。
 訳は「伊野波の石小坂はとても疲れる道だけど、愛する人とのぼるときはもっと遠くまで石小坂が続いていてほしいと想う」という甘酸っぱい恋の歌。
 短い詩だけど、歌を聞くと 緑おしげる小坂に木漏れ日が落ち、空を見上げると葉と葉の間から蒼い空と白い雲、セミが泣きやまぬ空間を、ほんのりとした汗をぬぐい、若い二人が手をつなぎ歩く情景が目に浮かぶ。
 本部町は、琉球舞踊、沖縄民謡を受け継ぐ人たちも多い土地である。
 今回おじゃましたお店は、伊野波節に登場する「石小坂」、沖縄の方言で「石くびり」というお店である。ここは地元のアンマー(お母さん)三人が営む食堂でおふくろの味を提供しています。アンマーは伊野波節のような恋をしてきたのかなぁと思いを馳せながら、今日も沖縄そばをいただきます。
 カツオ出汁に柔らかく煮こまれた三枚肉とソーキ(沖縄風スペアリブ)に厚みのあるかまぼこ、沖縄そばの定番をしっかり捉えた飾らない素朴な美味しさ。日常食として根強い人気を誇る沖縄そばをそのままにいただけます。
 そして、このお店のゆんたくこそが真骨頂。あえて、遅めの時間に行って沖縄そばをすすりながらお話するのが楽しいです。
石くびり:沖縄そば:沖縄そばの本場、やんばる本部町
 店舗名:  石くびり (いしくびり)
 住所:   沖縄県国頭郡本部町東464-1
 電話:   0980-47-4769
 営業時間  111:00~17:00
 定休日   月曜日
 食べログ
 http://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47001660/
 Retty
 http://retty.me/area/PRE47/ARE247/SUB24701/100000777150/