海を越えても広がるもとぶの沖縄そば、メトロミニッツとちむぐくる

概要:
もとぶの沖縄そば屋が6店舗、東京で大きく紹介されました。雑誌の名はメトロミニッツ。2,3日で10万部が売り切れるフリーペーパー。日常食である沖縄そばが、県外でどう広まっていくか楽しみでなりません。

メトロミニッツともとぶの沖縄そば 去った6月20日、そう、今からちょうどひと月前、もとぶ町のある女性がプリントされた写真が東京を占拠した。占拠したは言いすぎかもしれないが、東京メトロの全9路線51駅の改札付近を賑わせたのは事実である。
 その女性は、本部町健堅にある「紀乃川」の女将さん。写真は、毎月10万部を配布する「メトロミニッツ VOL.128」の表紙です。ご存じの方も居るとおもいますが、「メトロミニッツ」は東京を放射状に駆け回る地下鉄「東京メトロ」の全改札口に毎月20日登場するフリーペーパーです。

メトロミニッツともとぶの沖縄そばの出会い

 東京メトロの一日の利用者数が622万人で、海洋博公園の2年分、本部町の500倍の人がそのフリーペーパー前を通り過ぎるのだ。配布数は10万部。2,3日ではけてしまうという。ちなみに、我々、もとぶのそばを食べ尽くす会がFB上で10万PVに達するのに一年かかったのは内緒の話。
 「メトロミニッツ」は「沖縄そばツーリズム」を掲げており、讃岐うどんのようなうどんツーリズムが沖縄そばでも成立する可能性に期待をふくらませる。それはそれで間違ってはいないですが、もとぶのそばを食べ尽くす会は讃岐うどん化への道をあえて歩まない方針で活動を進めてきました。
 合言葉は、ブームではなく琉球文化としてのもとぶの沖縄そばの定着。それは、美ら海水族館というバックボーンの恩恵を受けつつもそれに甘んじることなく沖縄そばを昇華させ、
 ■「もとぶって沖縄そばのお店が多いよね」
 ■「もとぶに行ったら沖縄そば食べなきゃね」
 ■「もとぶには沖縄そばのはずれのお店って見当たらないよね」
 ■「もとぶって沖縄そばの本場だよね」
 って言葉を県内外から聞ける日を夢見て、「そもそも飲食店とは」に始まり、マーケティングの方法、観光の皆様はどう感じているんだろう、どうすれば沖縄そばをもっと美味しく出来るのか、他の麺類はどんな工夫をしているのかをお勉強しながら、少し長い時間を掛けて「沖縄そばの町、もとぶ」として覚醒したいという長き道のりですすんでおります。

沖縄そばのブランドが浸透する中で埋もれないために

 沖縄そばの県内浸透率は100%と言っても過言ではありません。沖縄そばは沖縄の日常食で愛されている食べ物です。しかし、沖縄そばが全国的な知名度があるかといえばそうではありません。全国に目をやると、沖縄そば=ソーキそばと思っている方も多いですし、沖縄そばそのものを知らない人も多いです。ましてや「沖縄そば街道」の名は県内でも知らない人も多いのが現状です。
 そんな中での「沖縄そばの町宣言」。過去にも沢山の◯◯の町宣言をしたという田舎町では、「どうせ、いつもの宣言だけでしょ」といった声も聞かれました。この発想では残念ながら「沖縄そばが全国的なブランドを確立した時に埋もれてしまう」。沖縄というブランドの中の「もとぶ町」の位置取りを繰り返すわけにはいかない。
 いまや、美ら海水族館がある顧客動線のメリットは大きなものですが、多くの人が知っているのは「美ら海水族館で本部町ではない」という現実。さかのぼれば、今の美ら海水族館になる前のず~とず~と昔、本土復帰後の海洋博覧会ブームで夢と現実をつきつけられた町だからこその次の一手を考えていく必要もあるかと思いながら動いています。
 ちなみに、言うまでもないかもしれませんが、「もとぶ町ってどんなとこ?」って質問をすると、沖縄の多くの人が「何もないところ」と答えます。実際そう言われたことも何度かあります。沖縄の観光を支える「美ら海水族館」すら無い扱いをされてしまうのが町の現実です。理由はまたいつか日か。(最近は少し改善されてきたようには思います)
 そういった経緯もあって、声をかけていただいた時点での「うどんツーリズム」という言葉に黄色信号が点滅したのは内緒の話です。
 しかし、結果的には感謝の気持ちでいっぱいです。
 あまり大きくは載せれないです引用レベルでなんとかそのページの写真を。
メトロミニッツVol.128 沖縄そば特集

(C) メトロミニッツ No.128 2013/06/20発行

 メトリミニッツでは6店舗、計5ページ+表紙でもとぶの沖縄そば屋をあつかっていただきました。大変ありがたいです。

もとぶのチムグクルは永遠に

 掲載された店舗は「紀乃川」「きしもと食堂」「そば屋よしこ」「山原そば」「夢の舎」「cafe CAHAYA BULAN」です。あまり時間が無い中で、旅行雑誌等では沖縄そば店として注目度が高くない「紀乃川」「そば屋よしこ」「cafe CAHAYA BULAN」をピックアップしていただいことに深く感謝をしたいものです。
 どれぐらい時間がなかったというと、もとぶのそばを食べ尽くす会にご連絡をいただいたのは5月24日。ロケハンとしてリサーチ中に「当会」の事を知っていただき那覇からのご連絡をいただきました。つまり、事前調査ではすでに漏れてたって事ですね。それはさておき、取材は28日からということでした。
 内容としては、当会のことや、スタンプラリー、そばじょーぐ王を取材してみたいということでした。しかし、我々が知ってほしいのは「当会」の存在ではなく、沖縄そば屋さんそのものなのです。その上で「cafe CAHAYA BULAN」にスポット当てていただいことは大変嬉しく思います。
 よほど、もとぶの沖縄そばを気に入って頂けたのか、ロケーションに魅了されたのか、もとぶんちゅ(もとぶ町民)のちむぐくる(おもてなしの心)が響いたのか、沖縄そばツーリズムとして紹介された県内33店舗のうち、表紙に始まり、コーナーの先頭見開き4ページを5店舗で占拠。さらに数ページ後には「cafe CAHAYA BULAN」が1ページまるまる使って紹介されています。
 ページ構成からして、そのテンションの高さに並々ならぬ想いが伝わってきます。ぜひ、県庁の皆様にももとぶのそばを味わっていただきたいですねぇ。
 「そば屋よしこ」の「プルプル」という表現は女性心をしっかり捉えたのか、発刊日を境に当HPにもキーワード「よしこ 本部」で沢山の方に訪れていただきました。

情報を発信するまえにきちんとした情報を集めることの重要性

 「cafe CAHAYA BULAN」は、商工会作成のマップでは沖縄そば屋として扱われていないですが、地道な調査で沖縄そばの麺を商品として扱っていることを突き止め、スタンプラリーにご参加いただきました。メニューだけ見ると「アジアンそば」としか書かれていませんが、食べることにより沖縄そばの麺が使われていることを確認できたのです。
 他にも、商工会作成の沖縄そばマップではフォローしきれていないお店があり、そういったお店は発見次第リスト化して情報を県内外に向けて発信していくことの大切さを改めて痛感いたしました。商工会には商工会の事情があると思いますが、我々のロードマップ(沖縄そば屋までの道順が書かれた地図じゃないよ)としては今のステップは情報を出しきることを重要視しています。現状74店舗ですが、まだまだ、出てきそうですよ。お楽しみに!!え、まだあるの?って思わないでね^^
 我々が地元民だから出来るエクスペリエンスを、県内の人や観光の皆様に体験できるエクスペリエンスに変えていくこと。実はそこがとても大切でもあります。地元では当たり前のことが、実は当たり前ではないという視点を情報に変換して、可能な限り正確な情報にして配信していく。
ゆうもどろの花 本部町が、美ら海水族館があることすら忘れられ何もない町と流布される現実を打破するには、我々町民が日々体験している生活の中で良い物を整理し、外に向けて発信して行かなければなりません。
 「cafe CAHAYA BULAN」は見事な夕陽とセットで紹介されています。もとぶの夕陽は沖縄本島の他の場所と一線を画すロケーション、それは、伊江島、水納島、瀬底島と特徴的な形をした島々が、すぐ近くに存在していることで、それらの島々は語らずとももとぶで撮った写真だと主張してくれる事です。語らずとも語る写真が撮れるロケーションはもとぶの大きな魅力です。
 今回、もとぶの夕陽を東京の多くの方に知ってもらえる機会となったのも、嬉しいお話です。「ゆうもどろの花」という言葉が日本中に知れ渡るのも時間の問題かもしれません。沖縄そばだけを紹介する記事は多々あれど、人柄やローション、文化や成り立ちも含めて丁寧に紹介していただけたのはとても嬉しいですし、ツーリズムというのはこうだとつきつけられたようにも思います。
 我々の活動は完全ボランティアで派閥に属さないニュートラルな状態を保っているので、「変わっている」とか、「面白い」とかと「珍しがられ」て取材を受けたりもするんですが、でも、我々の気持ちは一つなんです。「主役は沖縄そば屋」。そこを見事に汲んでくれた「メトロミニッツ」。
 みなさんも機会があればぜひ読んでみてくださいね。

最後に

 メトロミニッツはじめ、雑誌を読んでアクションを起こした方々などのサイトをご紹介
 【メトロミニッツ Metro min.】
 【メトロミニッツVol.128】
 【メトロミニッツにならって、沖縄そばを喰らう。】
 【ラーメン風沖縄そば】
 【メトロミニッツとShiny】
 【同僚から貰った。メトロミニッツは沖縄そば特集! 】
 【メトロミニッツ沖縄そば特集】